行ってきます。 |
というわけで、学会準備にもめどがついたので
明日出発。千歳−松本。
3日ばかり観測。
その後静岡。
木曜に帰ってきて即バイト。
風邪気味が長引いているのと、手持ち金が足りるかがちと心配。
単位"NM"とはなんぞや? |
思いついたときに更新することにする。
こんな時間なのは、学会の準備をしてたら堂々巡りに陥ったからである。
さて、台風の情報でktやNMという単位が出ている(気象庁ホームページ)。
SI単位系の(勝手な解釈による)原則通りに読むと、ktは「キロトン」になるのはいいとして、
NMは「ニュートンメガ」(!!)なんていう、あり得ないことが起きてしまう。
ここで、1キロトン=1トン × 10^3 =1,000トン=1,000,000(百万)キログラム、
「1ニュートンメガ」は、えぇーっと・・・。おかしいだろ。
まぁ、ktは「ノット」であるという想像はついた。
で、それで正解のようだ。
”knot"と書く。「キロノット」ではない。SIとごっちゃにしないように。
っていうか、最初、一瞬そう思ってしまった僕は英語のセンスなし。
ここで、1knot=1.8km/hだそうだ。
速度の単位であることはいうまでもない。
「ノット」はひもの結び目のことで、昔、航行する船から等間隔に結び目のついた縄を
水に流し、単位時間にいくつの結び目が流れていったかで速度を決めたのだということを
子供のときに何か(たぶん漫画「単位のひみつ」。そんなのが大好きなちょっとサイエンス
気取りの小学生だった。)で読んだことがある。
しかし、NMは何だろう? 想像がつかん。
ということで、調査。
どうやら小文字でnmと表すこともあるらしい(というか、小文字が一般的?)。
意味は"nautical mile"=「海里」である。
「海里」といえば、昔社会で習った領海12海里、200海里経済水域が思い出される。
じゃあ「海里」の定義って何だろう?
「1海里は緯度の1分(1度の60分の1)の距離、1ノットは1海里を1時間で進む速さです。」
だそうだ。
おぉ!これで解決。
えっと、緯度は90度で10.000kmだから1海里=10000÷90÷60=1.85185・・・km。
ノットの定義とも一致する。
めでたし。
ちなみに、
「地図の上で距離を測ったり、速さを算出したりするのに非常に使いやすいため、
航海や航空の分野で多く使われています。気象と航海・航空の分野は結びつきが
強いため気象の世界でも伝統的にこれらの単位が使われています。
たとえば専門家向けの天気図では風速や低気圧・台風の速度などがノットで、
台風の強風域などが海里でかかれています。」
ということである。
一つ賢くなった。
堂々巡りになったアタマにはちょうど良い疑問であった。
ふと |
いま思ったんだが,
国道229号線に架かる大森大橋を台風18号によって流されてしまった
神恵内村の皆さんは,北大のポプラ並木再生のニュースを聞いてどう思っただろうか?
3ナンバーについて |
9月は何も無かった訳ではなくて、忙しかったのである。
斜里、観測、学会、と。
松山はよかったなぁ。もう少し時間があればよかったんだが。
そのうちゆっくりと。
この中学生すごすぎる。
僕の子供の頃と同じにおいがするけど、こんなに追求することは出来なかったわ。
出来なかった、というか、しなかった、というか。
「現実的なあきらめライン」を勝手に設定していた気がする。
この子、大人になって熱が冷めないことを祈る。
さて、本題。
「3ナンバーは贅沢か?」
なんで、そんな話題? という感じですが。
誤解していらっしゃる方も多いと思います。
結論から言うと、
「一般的に、軽自動車の乗用と軽自動車以外のディーゼル車と
排気量2000cc以下のガソリン車で全長4.7m以下、全幅1.7m以下、前高2.0m以下の乗用車を5ナンバーといい、
排気量2000cc以上(ガソリン車のみ)、全長4.7m以上、車幅1.7m以上、前高2.0m以上の乗用車を 3ナンバーという。」
である。
それで、
「車体の大きさが横幅1700mm、長さ4700mm、高さ2000mmのうちどれか1つでも条件を超えていれば3ナンバー」
という注釈がつく。
ということで、2000cc以下でも車体が大きければ3ナンバーということになる。
では、税金はどうか?
自動車税は排気量で決まる。
1リットル以下 29,500
1リットル超1.5リットル以下 34,500
1.5リットル超2リットル以下 39,500
2リットル超2.5リットル以下 45,000
2.5リットル超3リットル以下 51,000
以下省略。
だそうで、ナンバーによって代わる訳ではないということ。
2000cc以下で3ナンバーの車が今ではたくさんある理由がわかる。
つぎに、自動車重量税は当然、重量で決まる。
車検期間
3年 自重0.5tごとに 18,900
2年 自重0.5tごとに 12,600
1年 自重0.5tごとに 6,300
おっと、これはかなり差が。
つまり500-1000kgだと37,800円、1000-1500kgだと56,700円、
1500-2000kgだと75,600円(新車購入時)。
最後に自動車取得税。
これは、新車の場合は購入額の5%になるので、車両価格に比例する。
でね、何がいいたいかって言うと、「3ナンバー=税金が高い」
というのは現在では嘘だということ。
「現在」というのは、
「バブル以前の自動車税制では、
小型乗用車 (いわゆる 5 ナンバー。排気量 2,000cc 未満、サイズが 4.7m×1.7m 以内) と、
普通乗用車 (いわゆる 3 ナンバー。排気量 2,000cc 以上、サイズが 4.7m×1.7m 以上)
の間の自動車税の税額格差が大きかったため、一部の高級車を例外として、
たいていの国産車は 5 ナンバーサイズに収まっていた。
しかし、1989 年の春に、物品税廃止と消費税課税に自動車税の変更がワンセットで加わった結果、
サイズの制限が撤廃され、ミドル クラスからラージ クラスにかけての国産車のサイズが、
少なからず拡大した。」
という背景がある。
だから、昔の話なわけ。贅沢ではないのよ。
今となっては、5ナンバーにこだわる理由は別に無い。
ここから脱線。
ということを考えるとね、今一番のおすすめはMAZDA AXELA。
1500cc/MTのグレードがあって1180kg。しかも、カローラより広いっていうんだから。
車幅が1740mmで3ナンバーにはなるけれど、上記のように税金は代わらず。
いろいろオプションがついたF-packageで1,543,500円。
2WD(FF)しか無いのがちょっと不安かもしれないけど、お買い得でしょ?